毎朝の定点観察を終え会社に戻る途中だった。どじょう爺ポイントの近くで、前方の
道路を走って横切る鳥っこがいた。大きさ、形、動きからすればウズラかと思った。
ブリチャンを見た後だったので車の窓を開けていたのがラッキーだった。
慌ててカメラを向けると、走っていた鳥が草むらに入る手前で一瞬止まって
こちらを振り返った。こちらの心臓も一瞬止まったかと思うくらいドキッ!
クイナだ!
クイナ ツル目クイナ科 L29cm



クイナは、青森県レッドデータブックでは重要希少野生生物のBランクだ。県内では、
絶滅の危険が増大している鳥だ。2年前の夏、野鳥研究家の宮さん情報でクイナの
鳴き声を聞いたが、姿を見ることは出来なかった。まるで忍者のような鳥だ。(2015.
8.31のブログに鳴き声を動画でUPしていますのでご覧ください)
クイナは、夏鳥として少数生息している。湿原や水辺の草むらの中にいるので中々
姿を見ることができない。昆虫や水生生物、種子などを採餌する。雌雄ほぼ同色。
くちばしは赤く、背は茶と黒の縦じま模様。鳴き声は、クェクェと聞こえる。
これで初見初撮りが漸く143種。4・5・6月はゼロだった。目標の150種までは
あと7種。もう少しのようだが、これがなかなか厳しいのだ。
鳥の説明は、「青森の野鳥」東奥日報社刊を参考にしています。