(勝手に365日湖畔橋男と命名させていただきます)から、1月4日の夜
電話が来た。

「あれ!おめんどあ去年なの暮れに大騒ぎしていた鳥っこさにだ鳥っこあ、花切川さ
いっぱ(1羽)だげいでったよ」と。「その鳥っこあ、ほっぺだ白いがったが?」と聞くと
「そんだ!そんだ!」「へばそれあ、シジュウカラガンだ。なしていっぱだげいだべ」
すると「わ、写真いっぺ撮ったすけ明日のあさま持っていってみるすけ」ということになった。
1月5日の朝、Mさんが撮ったシジュウカラガンの写真をA-4ファイル一冊!にして
持って来た。風景写真のプロフェッショナルだけに、鳥の写真もすべてすばらしかった。
話は、なぜあそこに一羽だけいるのか、ということになった。
Mさんが帰ってから直ぐに川に行って見た。いた!いた!川の中ほどにある浅瀬で
採餌しているようだ。

見ていたら、エサになるようなものがないのか泳ぎ始めた。岸に向かって来た。

岸に上がる。あれ!なんか歩き方が変だ。片方の脚を引きずっているようだ。

正面に来た。左足に体重をかけているように見える。

横に動いた。やはり脚が変だ。

貴重な資料になるかと思い動画を撮った。雪の下の草を食べている。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
動いた!右足を痛めているようだ。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
雪がどんどん強く降ってきたので一先ず帰ることにした。
夜にまたMさんから電話が来た。「わあ(自分は)、あの鳥っこあ気になって夕方スコップ持って
いってきたお」「なしてスコップを?」と聞くと「あの鳥っこあ食べる草さゆぎっこ(雪)あ
積もったら、草けねぐなる(食べられなくなる)ど思ってゆぎとろけ(除雪)をしてきた」
とのこと。なんというか、途轍もない優しい心の持ち主に出会ったものだ。
さすが家業が神職だけあって、優しさも神様並というか正に「神様」のMさんでした。
ところで、今日のデーリー東北新聞に「第15回十和田市写真コンテスト」の結果が
載っていました。Mさんの「十和田湖黎明」が優秀賞を受賞しました。
Mさん、受賞おめでとうございます。
これからは、風景写真の撮り方を教えてください。お願いします。