と同じことを幾度も考える。真っ直ぐ工場に行くか、それとも川に行くか考えている
うちに最後の分かれ道に来た。工場に行こうとしていたが、「よし!川だ!」と急右折。
昨日からの降雪で、積雪30cmくらいになっている花切橋の手前の広場に車で
突っ込んでいく。恐る恐る川を見た。なんと動いている!生きているようだ!

橋の上に行って見る。逃げようと潜ったり、意外と元気そうだ。
「よし!助けに来るからな」とつぶやき、工場に行く。

まず、橋の上から網を引っ張り上げる道具を作る。
長さ4mの3cm角材の先にフックになるように板を打ち付けた。

再度川に行く。橋の欄干の間から、棒を差し入れようとするが長いので入らない。
しょうがない、欄干の上から身を乗り出し棒を下ろして網を引っ掛けようとするが、
中々上手くいかない。
棒を見たオオバンが、暴れて潜ってたりして益々網に絡まる。
「待て!助けようとしているんだから暴れるな」
何度かやっているうち、ようやく網にフックがかかり引き上げた。

引き上げる途中、暴れるオオバン

よし、引き上げた

オオバンの首を押さえたら静かになる。見ると右の翼の翼角の所(手羽先の曲がる所ー
ちょっとリアルすぎるかな)に、網が食い込んで赤い肉が見える。
網を外そうと何度かやってみるが取れない。
しょうがない、ナイフで網を切る。ようやく網が外れる。

大丈夫かなと首から手を離したら、オオバン君、いきなり人差し指にガツンと喰いつき
「いで〜っ!」。元気だ!次の瞬間、羽ばたき川に降りた。

この瞬間、後ろから声をかけられた。
「やはり来たのね。きっと助けに来ると思っていたわ」
新年早々とても心温まる記事に感動しました。
もしかしてあの時がそのドラマの真っ最中でした???
今年もよろしくお願いいたします。
そうだったんですよ。ビックリしました。
今年も宜しくお願い致します。