平成29年9月10日(日)
平内町東田沢の手前2km位の所で休憩中にHGが突然立ち上がり「カギーッ!」と
叫んだ。「車の鍵をバッグに入れたままお父さんの車に忘れてきた!」。子供たちが
一斉に「エーッ!どうするの?」と不安顔。スタートする時確認すればよかったのだが、
まさか・・・。
「私の責任だわ。取りに行ってくる」と、こわ張った顔で話し、私の車の鍵も持たずに
来た道を戻ろうと歩き出した。
「待って、待って、待って。方向音痴のyouが、分かれ道が何か所もあるこの道を行き、
車までたどり着けると思っているの」「だって私の責任だし・・・」
子どもたちに「大丈夫、父ちゃんがカギを取りに行ってくるからこの先を歩いて行き
なさい」とミッションを出すと「分かった」と力強い返事が返って来た。
「どうやって行くの?」とHGがすまなそうに聞く。「ヒッチさ。ヒッチハイクで行き、
自分の車で戻って来るから歩いて行ってていいよ」と言う。
今度は私の責任重大だ。改めて道路を見るが車が来ない。大島方面に歩いて行く
子供たちが見える。待つことやや10分。車が来た!。左手を上げヒッチハイクの
合図をすると、車はスピードを下さずにセンターライン大きく超えるように私を
避けて行ってしまった。そこまで避けなくてもいいんじゃない・・・。
2台目が来た。ヒッチの合図を送ると、スピードを落とし私を通り過ぎて止まった。
やったー!と思い駆け寄るとなんと車が発進。ショック!その気にさせておいて
ひどい!
3台目が来た。軽のワンボックスカーだ。ゆっくり走って来たので運転の年配の
男性が見える。良し、お願いだ止まってくれとヒッチの合図を出すと目の前で
止まった。奥さんと思われる女性が窓を開けたので、「どごまでいぐべ」と聞くと
「小湊さ買い物に行く」との返事。「ちょんどよがった。小湊までのへでけねべが」
と南部弁丸出しで聞くと、乗って良いとの返事。よっしゃー!と小さくガッツポーズ。
と言うわけで(長ーい枕でした)、スタート地点まで戻ることが出来、我がXトレイル
ちゃんに乗り皆に追いつくべく車をぶっ飛ばした。
午前9時15分 東田沢を歩くポレポレ隊が見えた


何かおしゃべりをしながら歩いている皆に静かに近づき、「ヤッホー、何しているの?」と
声をかける。するとヒッチポーズをして「乗せて〜!」とアピール。
「頑張ってー」と声をかけスルー。

この後、この場所から100m位先にある東田沢の漁港に車を置き、皆を待ち
合流してから一緒に歩き出した。
午前9時35分 椿山海水浴場とキャンプ場に着く

9時41分 今日2回目の休憩 Nanaが大好物「いかそうめん」を差し出し「父ちゃん、
食べる?」

9時47分 10分間の休憩を取り再スタート。ここは「日本の渚100選」に選ばれている。

9時51分 椿山はツバキ自生の北限地だ

続く