野鳥研究家の宮さんの注文で野鳥調査用木材の配達に青森県三沢市仏沼の近くに行く
事になった。配達場所が難しいので宮さんに同行をお願いした。
配達日の朝、手ぶらでトラックに乗り込むと、「せっかく仏沼に行くのだから、カメラ
ぐらい持った方が良いよ」と言われる。この吹雪じゃ何も見えないだろうと思っていると、
宮さんが、「先日、ハクガンがいたからまだ見られるかも」とぼそっと言う。
ハクガン?どんな鳥?何をはくガン?まさかパンツをハクガンでもあるまいし。
ともかく見たことのない鳥なので、心浮き浮き出発した。
三沢市の小川原湖岸辺りまでは天気がそれほど悪くなかったが、淋代に出ると吹雪が強く
なり前方を走る車が見えなくなる。スピードを落として走っていたが、配達地点に曲がる
角の看板を見落としてしまい遠回りをして現場に着いた。木材を下してから、宮さんが
先日ハクガンを見たポイントに移動。
気温マイナス5度、おまけに風が強くなり地吹雪状態だ。体感温度はマイナス15度位か。
寒い!本当に寒い!目を凝らしていると、地吹雪の向こうにオオハクチョウが見えた。

宮さんが、「このハクチョウの群れの中にハクガンがいたんだけどな〜」と双眼鏡で探すが
見当たらない。20分位も探しただろうか。私が、「ハクガンちゃん、この吹雪で寒いから
パンツでも買いに行ったのかな〜」と下らない(本当にくだらない!)話をしていたら、
「いたっ!ハクガン、いたっ!」と小さく叫ぶ。

私が、「ハクガンて、白いガンだと思っていたが白くないね」と言うと、幼鳥はグレー
っぽい色をしているとのことでした。


今年は1月から初見初撮りが出来て幸先良し。これもおみくじ「大吉」のおかげか。
否、宮さんのおかげです。ありがとうございます。
鳥の説明は後日UPする予定です。