満月のノスリを見てから20日後の5月21日、我慢しきれずにノスリを見に防風林に
行った。今回は、車の窓を開けてカメラを手に持ちゆっくりと巣が見えるところまで
近づいた。巣を見上げる。う〜ん、何も居ない?でも何か白い綿のようなものが見えた。
ヒナだ!ふ化したんだ!

近くに親鳥がいないのは、ヒナに食べさせるエサでも獲りに行ったのだろう。
3日後の5月24日、また行ってみた。白いフワフワの中に目のようなものが見える。

6月1日 巣の近くの樹上で、親鳥が警戒鳴き「ピーピーピー!」を発していたので、親鳥
だけを撮って退散した。

6月5日 前回ヒナを見てから12日。巣の中のヒナは、大きくなりフワフワ白色から
茶色に変わっていた。

近くで親鳥が警戒鳴き「ピーピーピー!」を盛んに発していた。

6月9日 親鳥かと見間違うような大きさになったが、顔はまだ幼い感じ。
大きな目で、こちらをじっと見ていた。

「いいか兄弟!、巣を出て行くぞ!」「はい!でもちょっと怖い」

6月10日 巣は空だった。もう巣立ったようだ。

この後何度か巣を見に行ったが、ヒナを見ることはなかった。親鳥から、防風林の外で
エサの獲り方を教わっているのかもしれない。ともあれ、無事に巣立って良かった、
良かった。