良く見たら、手には猟銃。えっ!狩猟解禁は11月1日のはず。
まさか密猟、と思いながら進むと川岸に猟友会の知人がいた。
聞くと、漁協からの依頼で、シジミ食害の犯人「カモ」の駆除に来ている
とのこと。

離れた所で見ていたら、カルガモのような鳥が川の上空を飛んで来た。
すると「パン・パン」と猟銃から発砲音がした。
撃たれた散弾が、飛んでいた2羽の内1羽に命中。飛翔していたカモは、動きが一瞬で止まり
真下の川に落下。

いつも写真を撮っている野鳥が、目の前で撃たれる場面に遭遇し心臓が高鳴る。
報道では、シジミ食害の犯人を「カモ」と一言で表現しているが、詳しくは「スズガモ」と
「キンクロハジロ」のことだろうと思う。(新聞にもカモとしか書いていない)
この2種は、潜水してシジミを食べるが、今頃小川原湖の上北側では殆ど見かけない。
(犯人とされる2種類のカモは冬鳥だが、小川原湖で越夏するのも確認されている)
この時期、見かけるカモは殆ど「カルガモ」だ。カルガモは、主に水草や雑草の
種子、海草などを採餌する。シジミ食害の犯人ではないと思うのだが。
カルガモ